【自宅で簡単にできる】ボイトレ方法10選【独学で上達したい人必見】

ボイトレ
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自宅で近所迷惑にならないボイトレってあるのかな?
というか初心者でも独学で効果は出るの?

こういった疑問に答えます。

🔹本記事の内容

1.自宅で静かにできる簡単なボイトレ10選
2.初心者こそボイトレをするべき3つの理由
3.独学でボイトレをするときに気をつけるポイント3つ

この記事を書いている私は、大手ボーカルスクールで年間約2000レッスン指名されたボイストレーナー。
カラオケバトル2021年出場者・東宝ミュージカル決勝出演者・民放ナレーター等のレッスンを担当。
自身のボイトレ歴は10年以上。
10人以上のボイストレーナーに師事。  

1.自宅で静かにできる簡単なボイトレ10選

①リップロール

くちびるを閉じた状態で強く息を吹き、プルプル震わせるトレーニング。
声を出しながら行います。  
慣れてきたらリップロールの状態で曲を歌いましょう。

⚪️どんな効果があるの?
声を出しながら息を吐くスピードを保てるようになります。
歌っている時、喉が苦しくなる方にオススメ。
歌う前のウォーミングアップに効果的です。
「紅蓮華」で有名な実力派歌手Lisaさんも歌う前にリップロールをしていました。

⚪️上手くできないという方へ
唇に意識がいっていまうと、体のコントロールができなくなります。
たくさん息を吸って吐くことを意識しましょう。
唇の位置を引き上げて上げるとやりやすいです。
上げづらい人は両手の人差し指で持ち上げましょう。

 ⚪️注意点
肩や

参考

YOUTUBEの動画

②ストレッチ

声帯の動かすのは、主に首周りの筋肉です。
首をぐるぐる回したり、優しく首筋の凝っている箇所を伸ばしてあげましょう。
また、腕を大きく回して上半身の血行も良くしましょう。

⚪️どんな効果があるの?
発声に関わる筋肉をほぐしておくことで、思いどおりの発声がしやすくなります。
また、肋骨や肩甲骨の可動域が広がると、息が深く吸えます。

 ⚪️注意点
無理に筋肉を伸ばそうとすると、逆に力が入ってしまう場合があります。
無理のない範囲で、優しく行いましょう。


 ⚪️参考

③エッジボイス

別名、「呪怨ボイス」とも言われます。
少ない息で声帯をブツブツと鳴らしていきます。
寝起きの時や疲れたときに出しやすい声です。
エッジボイスから声を段々と出していきましょう。

⚪️どんな効果があるの?
声帯同士がしっかりとくっつきやすくなります。
弱々しい声になってしまう方や、歌う前のウォーミングアップにもおすすめです。
また、歌の表現テクニックとしても使えます。

⚪️注意点
無理矢理やろうとすると逆に力が入ってしまう場合があります。

 ⚪️参考

④ブレスコントロール  

たっぷり息を吸った後、10秒間息を同じペースで吐き続けましょう。
「スー」と音を立てながら息を吐くと、どのくらいのスピードで息が出ているか分かりやすいです。
秒数を20秒・30秒と徐々に増やしていきます。

⚪️どんな効果があるの?
呼吸量が増えます。また、吸った息を上手にペース配分して吐くことができるようになるので、フレーズの最後に息が足りなくなるということがありません。

⚪️注意点
少しキツイくらいの秒数と呼吸量にしないと効果が出ません。
自分に厳しくしましょう。

 ⚪️参考

⑤タントリル

舌を「ルルルルル」と素早く弾きながら発声します。
つまり、巻き舌の連続発声です。
できない人は、ベロを左右に素早く振りながら発声してみましょう。

⚪️どんな効果があるの?
喉周りの余分な筋肉の緊張を取り除く効果があります。
発声時、喉や顎の力みの根本は舌から始まっています。
舌の緊張は自覚症状が無いので、舌が発声中に柔らかく動かせるかで判断します。

⚪️できない!!という方へ
タントリル全くできない人は正直、中々できるようになりません。
舌のストレッチや早口言葉で少しづつ舌を動かしてみましょう。

⚪️参考

⑥滑舌トレーニング

口を縦に大きく開けた状態で「られられ」「かけかけ」「んがんが」と顎を動かさずに発音します。

⚪️どんな効果があるの?
口腔内や舌の筋力を高める効果があります。
顎発音できるようになります。

⚪️できない!という方へ
顎が動いてしまう場合は、顎を手で抑えてやってみましょう。
最初は舌が思い通りに動きません。
焦らずに、鏡を見ながらスローモーションでやって見てください。

 ⚪️参考

⑦表情筋トレーニング

「アイウエオ」「カキクケコ」「サシスセソ」…
と表情筋を全力で使って発音します。
口を大きく大袈裟に動かし、眉毛や目も一音づつ動かしましょう。

⚪️どんな効果があるの?
その後、いつもどおりに歌うだけで滑舌が良くなったり発声がしやすくなります。

⚪️注意点
恥ずかしがって小さくやると効果がでません。
日本人にはほとんどいませんが、元から表情筋を動かしすぎて歌う人には逆効果です。

 ⚪️参考

⑧唇トレーニング

唇をタコのように突き出し、上唇を鼻の方へめくり上げます。
鼻と上唇でボールペンを挟んでキープしましょう。

⚪️どんな効果があるの?
上唇を持ち上げる口輪筋を鍛えることで、笑っていない時も上唇が持ち上がりやすくなります。
上唇が持ち上がると口の中で響いた声が外に出やすくなるので、声量が上がったり声が籠らなくなります。
顔のたるみやほうれい線解消にも効果がありますよ!

⚪️できないという方へ
まずは指で唇を中心に寄せて、指を離しても同じ形をキープできるようにしてみましょう。

⚪️注意点
やりすぎると口輪筋が硬くなってしまうかもしれません。
口を閉じた状態で歯と唇の隙間に舌を入れ、歯茎に沿ってグルグルと舌を回す「舌回し」でストレッチしましょう。

⚪️参考

 

2,初心者こそボイトレをするべき3つの理由

 

結論として、初心者こそボイトレすべきです。

なぜなら、初心者の方が短期間で大きく効果が現れるからです。
事実、多くの方は初めてのレッスンで1つ2つコツを知って意識するだけで、声量が倍ぐらいに変わります。
少し「コツを知る」だけでも効果はあるんです。

それに、ボイトレをすることで声が良くなるのはもちろん、トレーニングを重ねると表情・姿勢が良くなるという副産物もあります。
人の声や見た目は、人生を左右しますよね。
だからこそ、早めにボイトレをかじっておく価値があります。

ここまで読んだ方は、もしかすると
「自分はすごい音痴で不器用だからやっても効果がなさそう…」と思うかもしれませんね。

しかし、問題ありません。

私も昔は音痴でした。
当時の私は高音が苦しくて女性曲が歌えず、歌うとすぐに喉を壊していました。
音痴でも正しくボイトレをすれば必ず上達できるのがボイトレです。

なので繰り返しですが、初心者こそボイトレをするべきです。

3,独学でボイトレをするときに失敗しないためのポイント3つ


①録音をして、客観点に自分の声を聞く

自分がリアルタイムで聴く歌声と、周囲が聴こえている歌声は異なります。
失敗する人は、自分の声を客観的に聴けていないことが多いです。

スマホの録音アプリなどで自分の声を小まめに録音しておきましょう。
録音した声は聴き慣れないと気持ち悪いかも知れませんが、一番効果的です。

例えばリップロールする前の歌、リップロールした後の歌。
録って聴き比べてみましょう。どちらの方が聴き心地が良いですか?

「このトレーニングって意味あるのかな?」
と思いながらなんとなくやるよりも、
「このトレーニングをやると明らかに声が良くなるから、歌う前に必ずやろう!」
と、必要性を感じながらやる方が成長します。

独学の時は、自分が自分の先生になってアドバイスするつもりで取り組むと効率良く進められます!

②毎日コツコツやる

週1回3時間のボイトレをするよりも、毎日5分のボイトレの方が効果があります。

声帯は長時間連続の発声をするとダメージを受け、その状態で声を出し続けても悪化する一方です。

日々の積み重ねで良い発声を習慣づけていくことが大切なので、日々の隙間時間を活用して少しずつ進めていきましょう。
個人的にはお風呂でのトレーニングがおすすめです。
湯気で喉が乾燥しづらく、湯船に浸かると血行も良くなっているので声帯を痛めづらい環境が整っています。

③必要な時はプロにアドバイスを求める

あなたはひどい咳が出ている時、いきなり市販の風邪薬を飲みますか?
きちんと治すつもりであれば、病院で原因を調べてから自分に合った薬を処方してもらいますよね。

ボイトレも同じことが言えます。
「高音が出ない」と一口に言ってもその原因は様々です。
喉に力が入っているのか、呼吸が浅いのか、声帯が締まっていないのか…
それを判断し、適切なトレーニングを提供するのがボイストレーナーです。

初心者が最初から自分に必要なトレーニングを把握するのはかなり難しいです。
というかそれができていたら歌で困っていないですね…。

ボイトレには無料の体験レッスンがたくさんあるので、まずは一度プロに診断してもらいましょう。
そして今後やるべきことを教えてもらってから独学をスタートすることをお勧めします。
圧倒的にスタートの方向性を間違える確率が低くなります!
もちろん、通わなくてもOKです。

その後も2〜3ヶ月間独学トレーニングを続けているのに上達していない場合や、ずっと同じ悩みを抱えている場合はプロに一度見てもらいましょう。

何か新しい方法を見つけないとどん詰まりで時間の無駄になってしまいます。
また、人によってレッスン内容はかなり違うので、できれば複数のプロに見てもらってください。
そこで新たな糸口を見つけて、更に自主練習で上達しましょう。

ちなみに、このページで紹介したトレーニングは「基本的にできていた方が良い」内容なので、ぜひ全項目クリアしてみてください♪

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